《 collection 》 大切な楽器の紹介 |
オカリナは、どの種類においても、その中のひとつひとつに違いがあります。
音色も、澄んだ音やハスキーな音、雑音が混ざる物など、いろいろです。
吹き手との相性もありますので、ひとことで良いとか悪いとかは言えません。
オカリナは時間をかけることでどんどん可能性が広がります。
焦らずじっくり取り組むことで、いろんな事を感じる事ができ、発見できます。
そこが “オカリナの魅力” だと思います。
同じ種類の管でも、その特徴によって、強い息に耐えられる管
弱い息でも音程が正しくとれる管など、表現力が違ってきます。
曲により、また何を伝えたいかにより、どの “管” を選ぶのか、楽しみのひとつです。
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高音C管(13cm)
手のひらにちょうど乗るくらいのかわいいサイズですが、不思議と表現力が一番あり怖い様子や優しい流れと、180度違うような心の表情を音にするとき、私を助けてくれる一番の味方です。小さいので音域が一番高く、私はこの種類をもっともよく使います。表現力がある分、選り好みされやすい楽器かもしれません。 |
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高音C管(12,5cm)
上の緑色と同じ種類ですが、少し柔らかい音です。この違いは、かなり音に敏感な方でないと感じないかもしれません。吹き手にしかわからない微妙な違いです。
吹き手が感じる楽器への思いと、聞く方がもたれる感想とが、全く反対の事もあり、大変おもしろいです。それがいちばんハッキリするのがこの種類です。 |
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中音G管(21cm)
下の写真の楽器(C管)の4度下の管ですが、この2つはよく似た音のイメージです。落ち着いたオカリナらしい音ですが、音程の問題があり、他の楽器とのアンサンブルでは使いにくい事が多いです。でも、オカリナの音色に変化をつけたい時の頼みの綱になっています。
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中音C管(19cm)
オカリナでは基本となる管です。レッスンでもこの管を基本として一番初めに使います。この管で「ド・レ・ミ…」と音階を出来るだけ正確に出すことを常にレッスンの中心におき,耳の訓練もしていきます。また、同時に息の調子(息遣い)を覚えていただきます。演奏ではほとんど使わないのですが、使った時にはとても持ち味を感じさせてくれます。
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中音F管(20cm)
全部の楽器の中で、一番柔らかく聞こえる管かもしれません。私が演奏で使ったのを聴いて、アンサンブルクラスのレッスン生の皆さんが、全員この管を購入されました。耳に心地よい響きです。
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低音C管(28cm)
一般に販売されている一番大きいサイズです。音は低くて柔らかいです。
低い分、音程が聞き取りにくくて、不安定です。息の調子も取りにくいですが、一番小さい楽器と対比して、大きさも音色も特徴がハッキリしているので、小学校や幼稚園などの演奏で、子ども達がたいへん喜んでくれる重要な存在です。
小さな楽器は小鳥のようで、大きな楽器はフクロウのようだと、子どもたちは素直に感じてくれます。 |
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高音G管(15cm)
一番小さい物と同じく、演奏では必ず使う私にとっては大切な楽器です。
初めに音程がとりにくいのですが、合わせていくうちに複数の音でも気持ちよく響くのでアンサンブルレッスンでもよく使います。 |
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高音F管(15cm)
通信講座などでよく使用される一般的な楽器です。手になじみやすい形と大きさが、オカリナを初めて持つ方にも手にしやすいように感じます。通信講座で、この楽器が選ばれているのは、そんなことからかもしれません。 |
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